けんさく先生の日記

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2024.02.12

雪が降る町

 1月の下旬の大雪で、雪かきによる腰痛でしばらく悩まされていました。大雪はあったものの今年は比較的暖冬で過ごしやすい冬だと思います。ただスキーやスノボを楽しみにしている人に加え、この地域は大山などのスキー場が観光資源でもありますので、あまり暖冬も喜べないものです。小学生の頃、冬の時期になるとスキー客を乗せた九州からの西鉄バスが米子の駅前に数台停車している光景をよく目にしていましたが、最近はそういうバスをみかけないことも私にとっては昨今の積雪量の減少を感じさせる出来事です。

 私は大学時代を盛岡で過ごしていましたが、寮生活を送っていました。当時2食付きで月3万円もかからない超格安の寮費でしたが、建物は推して知るべし、老朽化が当時から厳しく、Google マップで確認したところ今は取り壊されていました。入寮した当日に最後に風呂を利用したものが『水抜き』をするという寮のルールを聞き、ここで初めて『水抜き』という言葉を聞きました。盛岡は最高気温が0℃以下、いわゆる真冬日の日も多く、最低気温が-10℃以下になる日も全く珍しくないため、米子と同じように生活していると簡単に水道管は凍結します。東北以北の寒冷地では水道管凍結防止のため、夜間や長期不在時は水道管の水を抜いて空に出来るようにしてます。やり方は非常に簡単ですが忘れると大変なことになりますので、最初はちゃんと自分がしたかどうか、何回も確認しに行ったことを思い出します。

 大学卒業後、研修医として米子に戻った時に『盛岡にいたなら、米子の冬なんか大したことないでしょう?』とよく家族や周囲の方から言われました。たしかに積雪量、気温は比較になりませんが、盛岡はそれなりに冬季の対策が出来ています。大雪の日は朝の早い段階から道路の除雪もしっかりされていますし、中心街の一部の歩道はロードヒーティングといって路面が加温して積雪や凍結しないように工夫されています。東北新幹線などの交通機関もよっぽど大寒波でも来ない限りは動きますので、東北の冬は不便を全く感じない訳でもないですが、住む前に予想していたものとはだいぶ異なりました。ただ大学までは徒歩通学で雪の日は少し早めに出発してましたので、明日の朝の天気だけはニュースでしっかり確認する習慣がついておりました(今みたいにスマホもありませんから)。そのためNHKの全国ニュースの天気予報では必ず盛岡の天気は表示されますので、今でも明日の盛岡の気温や天気を注目してしまいます。

 暖冬といっても寒い日はまだまだ続きます。最近はまた新型コロナウィルス感染症の患者さんの数が急増しております。若い方はとりあえず熱が出ても、解熱剤を飲んで自宅で様子を見る方もおられるようです。特に周囲含め問題なくそれで数日で改善し病院受診は必須でないケースもありますが、高齢者の方や基礎疾患をお持ちの方は別です。症状の悪化、通所施設の感染の蔓延なども懸念されます。当院は休日、夜間の発熱患者さんの対応もおこなっておりますので、調子を崩された方はいつでもご連絡下さい。

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