山田内科ミニ・ニュース

①ダイソンの扇風機を購入しました

 発熱患者さんの対応で感染部屋を設けており、そこで診察をおこなっております。一応ダイソンの扇風機(冷風・温風あり)で夏、冬を対応しておりましたが、かなり以前のタイプの小さな扇風機で最近の酷暑には対応できないと考えまして、頭を悩ませておりました。当院では往診・訪問診療を昼休憩の時間を利用して出かけていますが、往診車内でFM山陰を流しており、午後1時過ぎから『デイリーフライヤー』という番組内で『ジャパネット』のラジオショッピングの番組をよく聴くことがあります。シャワーヘッドやエアコン、マットレスなどのいろいろな商品説明がありますが、最近はほぼ毎日のようにダイソンの扇風機のラジオ広告を聞いております。そうすると頭の中に扇風機の情報が詳細に刷り込まれていき(高田社長がシンガポールのダイソン本社で直接トップ商談を行わなければこの価格には至らなかった、なんと7m先まで冷風が届く、など)、ついに扇風機は購入してしまいました。なかなかの威力ですので発熱患者さんには快適とまではいいませんが、お役に立てるものと考えております。しかし、個人的にはあまり『ジャパネット』に洗脳されないように注意したいと思います。この時間は山陰放送の方がよいかもしれません。

②当院の先東看護師がJPTECの研修を修了しました

 JPTEC(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)とは交通事故などで外傷を受けた患者さんを病院前から病院内に到着するまでの標準的な外傷対応を学び、防ぎうる外傷死亡の防ぐための日本救急医学会公認の病院前外傷教育プログラムです。当院は内科ですが、今年医院の近くでも交通事故があり、路上で外傷者の対応にあたったことがありました。今回、その経験からJPTECの研修を当院の先東理恵子看護師が自ら希望され、先週鳥取市で受講されました。当日は若い研修医の先生、救命士さんが多かったようですが、負けずに看護師歴○○年(岸朝子並み)の経験を生かされ、頑張られたようです。交通事故などがないことに越したことはないですが、緊急時の際はこの研修を生かされることを期待したいと思います。先東看護師、お疲れ様でした。

お盆期間に関して

 『お知らせ』にも同じことを書きましたが、お盆期間に関しては(もうこんな時期の予定を書かないと思うと月日の早さが嫌になりますが)、日曜日、祭日は暦通りのお休み、8月14日(月)、8月15日(火)を当院は休診とさせて頂きます。8月12日(土)は通常通り、午後12時30分までの診療です。ご迷惑をお掛けしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。尚、定期訪問診療、またかかりつけ患者さんの急患対応等はこの限りではありませんので、いつでもご連絡ください。

 今年は出来たら墓参りに行き、その後夕方に時間あれば啓成小学校6年間で叩き込まれた『米子盆踊り』をしに、公会堂前広場にも足を運びたいと思います。米子市のホームページを見て、『米子盆踊り』が現在の実家のある富士見町が発祥の地であることを最近知りました。あれだけ小学校の運動会で練習し、踊りだけでなく、歌い手が都合が悪ければ私が代わりに『やぐら』の上で歌えるくらいの準備も常に出来ておりますので(音程はビミョー)、米子市民ほぼ全員出来るものだとずっと思っていましたが、どうもそうでないことも最近になって知りました(ケンミンSHOW並みの驚きです)。地元のことでも知らないことはまだまだ多いものだと、痛感する日々であります。

 

 

 

山陰労災病院の話し

 とうとう7月になりました。7月1日付けの新聞に山陰労災病院の新診療棟の完成がニュースに出ています(山陰労災病院の新診療棟完成 きょうから本格運用 | 日本海新聞 NetNihonkai (nnn.co.jp)※記事は会員制です)。たまに救急搬送の同乗で労災病院の新棟の救急外来に行かせて頂くことがあります。私のような方向音痴には旧棟と新棟の位置関係が分からず、帰りに迷子になったりすることがありますが、旧棟が取り壊されるまではそういった事態が続くかもしれません。

 父と私は労災病院とは微妙に縁があります。昭和38年に山陰労災病院は開院しましたが、当時の鳥取大学第一内科から私の父が派遣され、設立時の最初の医師、内科医として勤務しておりました。私は以前にもブログに書きましたが、山陰労災病院の卒後初期臨床研修制度の一期生でした。私の前の年までは、医学部を卒業するとその大半は、希望する大学の各診療科(消化器内科、循環器内科の各内科や外科、泌尿器科、皮膚科、耳鼻咽喉科など)にそのまま配属するのが普通でした。しかし私の卒業した年から卒後臨床研修制度が義務づけられ、2年間、各内科、外科をローテーションすることが必須となり、山陰労災病院も初期臨床研修医を初めて受け入れることになりました。産婦人科、小児科もローテーションが義務づけられてましたが、当時の労災病院にはありませんでしたので、それに関しては博愛病院や医療センターに行って研修させていただきました。

 とにかく何も出来ないやつでしたので、先生や看護師さんもどう自分を扱っていいか分からないし、自分自身もどう振舞ってよいか分からず毎日失敗ばかりでしたが、常に頼りがいのある先生方の背中ばかりみてました。今なら分からないことはネットで論文等を検索して勉強してますが、その時期はまだネット環境もよくありませんでしたので、先生方のやっていること、言ってることを常にメモして、それを仕事が終わってから夕方見直したり、夜中に教科書を読んだりする日々でした。労災病院の今の研修医がどんな生活を送っているか分かりません。私の送った研修医生活はテレビでみるような有名病院の研修医の生活とは全く異なり古くさいものでしたが、振り返ってみると今の自分にとってそんな無駄ではなかったように思います。

 本当は研修医時代の恩返しをするつもりで労災病院で勤務医を終えたかったですが、それは叶いませんでした。今はお世話になった先生方が大分退職され、病棟も変わってしまいましたが、母校のような気持ちを労災病院には持ってます。もう少しコロナ感染症が収束したいつの日か、機会があれば是非新しい労災病院をじっくり見学しに行くのを楽しみにしてます。

 

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