けんさく先生の日記

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2022.08.06

My father 原爆投下の日に思うこと

今日は8月6日、広島に原爆が投下された日です。私の父は8月9日、子供の時に天草の本渡から見た、長崎に投下された原爆の巨大なきのこ雲が忘れられないと言います。小学校の宿題で『夏の友』という課題の中に『おじいさんやおばあさんに戦争の話を聞いて書きましょう』というテーマがありましたが、私は大体始業式前日の夜に父から戦争の話しを聞くのが定番になってました(毎年ほぼ同じような内容ではありましたが)。歴史の教科書でみたことがあるかもしれませんが、進駐軍の指示による教科書の墨塗りも父は経験したこともあるそうで、特に歴史の授業が大嫌いだったようです。私は末っ子で両親が比較的年をとってからの子供でしたので、そういった戦争の話しを同級生と比べて聞く機会が多かったかもしれません。うちの父は被爆者ではありませんが、原爆投下の日になると子供の頃に聞いた父からの話しを思い出しますし、自分と無縁とは思えない出来事に感じながら毎年この時期の平和祈念式典のニュースなどをみてしまいます。

その父から医院を受け継ぎましたが、久々に来院された方は特に戸惑うようです。『先生って…どうされたんですか?』『息子さん、ですか?』と父がそこに座っているものと思われた方はかなりびっくりされるようです。普段から通院されている方も『先生(父親)お元気ですか?』と聞かれることが多く、今日は取り上げさせて頂きました。

写真はあんまり元気なさそうに見えますが(さんま御殿の「ひと言体験談」風の写真です)、非常に元気です。4月からは私が午後2時頃から訪問診療に出ており、帰ってくるまで父が医院の留守番で診療をしております。たまに私が出発前に診察することもありますが、もし是非お会いたい方おられましたら、その時間にお願いします。

 

 

 

 

 

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