他の地域の話しだけだと思ってましたが、ついに久々にインフルエンザの患者さんが出てくるようになりました。年末年始になり、帰省客の方などインフルエンザ流行地域からの行き来が多くなってくるため、場合によっては発熱患者さんにインフルエンザの迅速検査も行う場合も今後ございますのでご了承ください。新型コロナウィルスのPCR検査に依存していた発熱患者さんの診療方針も若干変更せざる得ないかもしれません。不安を煽るつもりはありませんが、患者さんの状況も踏まえて対応したいと思います。
他の地域の話しだけだと思ってましたが、ついに久々にインフルエンザの患者さんが出てくるようになりました。年末年始になり、帰省客の方などインフルエンザ流行地域からの行き来が多くなってくるため、場合によっては発熱患者さんにインフルエンザの迅速検査も行う場合も今後ございますのでご了承ください。新型コロナウィルスのPCR検査に依存していた発熱患者さんの診療方針も若干変更せざる得ないかもしれません。不安を煽るつもりはありませんが、患者さんの状況も踏まえて対応したいと思います。
学生時代によく将棋をやっていた時期がありました。囲碁は全く出来ません。今は何十年も将棋を指してないので棋力は何ともいえませんが、誰にも勝てそうにないので盤に向かってみる気すら起りません。相当昔に博多大丸(だったと思います)のイベントで『ひふみん』こと加藤一二三棋士からサインをもらったこともあります。その後、まさかあんな感じで世に出てくるとは思いませんでしたが、その当時から将棋界では若干異質な存在であったことは間違いありません。元々好きな棋士は谷川浩司十七世名人、羽生善治九段の二人で、子供の頃から大ファンです。二人の魅力はいろいろありますが、共通して好きなことは格言の素晴らしさです。当然将棋に関しての格言なのですが、ほぼ実生活、人生に共通して当てはまることばかりで、二人のインタビューであったり、書物にはよく目を通しています。今ならネットで検索してもらえれば、格言の一部はいくらでも出てくると思いますが、窮地に立たされた時の心構え、情報に埋もれ過ぎないこと、決断することの大切さは本当にいつ読み返していても、自分自身に言われているような気がして、二人の格言は非常に大事にしています。
一流の勝負師の言葉は棋士であれ、スポーツ選手であれ、金言が多いです。当然のことですが、羽生九段と同じような内容の言葉を私のようなものがいきなり発しても、同じ価値は持ちません。昔、学校の国語の教科書で大岡信さんの『言葉の力』という随筆を読んだことを思い出します。その中で『言葉というものの本質』が『それを発している人間全体の世界をいやおうなしに背負ってしまう』と書かれていますが、言葉の背後に人間性であったり、生き方が反映されるからこそ言葉は意味を持ち、重みを持ちます。
通常診療で心不全、糖尿病、高血圧などの患者さんに生活指導を行っております。開業医になってからは自分が子供の頃から知っている患者さんも来院されるようになり、そういった方にも指導を行う機会があります。ただしどんなに頑張って色々述べたところで、人間性の薄さはもう多分バレていますので、あんまり言葉が心に届いてないのではないかと不安になることもあります。主に運動や食事療法の大切さを説いていますが、まず自分が不摂生な人間ですので最近は好きなコカ・コーラも少しずつ控えるようにし、多少夜に散歩程度ですが運動もするようにしました。不摂生な人間だからこそ患者の気持ちが理解できる、ということもありますが、まず自ら節制に励み、生活指導の言葉に重みを持たせたいと思います。
今年もあとわずかになりました。通常診療は12月30日の午前までですが、何か急患などの御用がありましたら何時でもご連絡ください。
『お知らせ』でも書きましたが、診察券が変わりました。『医院が新しくなったら、診察券は変わりますか?』患者さんから質問を受ける今年の秋まで、実は自分の医院の診察券を1回も見たことがなく、一度みて本当に驚愕しました。旧診察券と新診察券が以下の写真になります。
神社の正月のおみくじの方が数倍立派で(引き合いに出して神社には失礼かもしれませんが)、まさかこんなものと知りませんでした。急いでパソコンで作って、発注をかけましたが意外と時間がかかりました。おそらく今後電子化に伴って、診察券も進化していくものと思いますが、今の所はとりあえずこんなところでお願いします。
米子も今年になって初めて冬らしい雪が降りました。久しぶりに1時間程度、自院周囲や駐車場の雪かきをやりました。この程度ならまだ大したことないと思っていましたが、夕方から全身がかなり痛くなって動けないため自宅に戻れず(実際には動けます。構ってほしいだけです)、医院で横になっています。雪かきをして私のように疲れる方もおられると思いますが、実際雪かきがどれくらいの負荷量になるか皆さんご存じでしょうか?
メッツ(MET)という運動強度の指標があります。metabolic equivalentの略で,40歳代、体重70kgの白人男性が座位でいる時に体重1kgあたりに身体に取り込まれる酸素摂取量(3.5mL/kg/分)を1METとし、その運動で何倍のエネルギーが消費(酸素摂取量)するかを運動強度として示した単位がMETs(複数形)となります。
上の図は日本循環器学会のガイドラインからの抜粋ですが、雪かきは6-7METsの運動強度となっております。循環器疾患の心臓リハビリにおいて一般的に3.0 MET未満の運動は「低強度」,3.0 MET以上6.0 MET未満の運動は「中強度」,6.0 MET以上の運動は「高強度」と表現され、雪かきは「高強度」の運動に分類されます。元気で基礎疾患がない方にとってはあまり問題ないですが、心不全などの心疾患を抱えた方が寒い中1時間とは言わないまでも、何十分も雪かきをすればどうなるか、当然心臓に負荷がかかり心不全は悪化します。心臓にとって運動療法は大切ですが、動きすぎ、過活動は心不全悪化の原因の一つです。毎年雪かきを契機に心不全の悪化で入院する方は少なくありません。心不全で通院の方、出来る限り、いや絶対雪かきはやめましょう。ただ当然一人暮らしの方もおられます。そういった場合は必要最低限の雪かきを休みながら行うか、近隣に住む親族の協力を仰ぐことなどを提案します。
米子から離れた地域に住む数少ない友人、知り合いもこのブログをたまにですが、見てくれているようです。ただし私があまりにも田舎の写真ばかり出しているので、『生活大変でしょう』『車ないと絶対生活出来ないよね』など心配を頂くことがあります。今後は郷土の名誉のためにも、もう少し(数少ない)都市部の写真を厳選して載せたいと思います。
新型コロナウィルス感染症の患者さんの増加の勢いが止まりません。夜間に新患の方で発熱で診てほしいと要望も多いです。開業医でコロナウィルス感染症の診療でつらいことは正直に申しますと、PCRの結果待ちです。抗原検査は10分程度で結果は判明しますが、感度が高くないため(感染していても陽性にならない場合がある)、基本的には唾液か鼻(鼻咽頭)からのPCR検査を行っています。PCR検査は院内で行っている訳ではなく、検査委託会社(アールゼロ)に検体を提出して検査結果を待っています。日中はよいですが、問題は夕方の提出(締め切りは17時まで)になるといつ結果が判明するか想定できません。
これは検査会社が悪い訳ではないですが、今まで一番遅かった時の判明が翌日の午前4時でした。早いときは3-4時間程度で判明することもあります。時々患者さんから結果に関して催促の電話がありますが、これは自分たちも分かりません。そこまで遅かったら明朝に報告、という考えもあります。しかし試験や早朝の出勤などで少しでも早く結果を知りたい方もおられますので、途中仮眠をとりながら結果が判明次第、患者さんに報告しております(さすがに午前4時の際はショートメールでまず一旦報告としました)。結果は検査会社からFAXとメールの両方で送られてきますが、FAXの方が音で気づくことが多いので、ひとり院内に残って本を読んだり、(非常に真面目な)動画を見ながら待つことが多いです。一応音はしてなくても結果が来てないかどうか30分おきくらいにFAXを確認してしまいます。ここで思い出すのが、私が大学生の頃夢中で見ていた北海道のテレビ番組、大泉洋らが出演しているバラエティー番組『水曜どうでしょう』です。
念願のオーロラを見る目的の旅『北極圏突入~アラスカ半島620マイル編~』の最終話で、真夜中に30分おきオーロラが出ているか、一人ずつ極寒の外に出て確認しにいく場面があります。オーロラは現地に行ってもなかなか見れないのは知ってましたが、実際オーロラは真夜中に晴れていないと見えません。確実に見るためには夜寝るか寝ないかにもかかっており、30分から1時間おきに窓からではなく直接外に出て確認するようです。番組では眠いので途中から虚偽の報告を言いはじめ、結果的にオーロラは見ずに部屋でトランプしただけの回があったのを思い出して、私も眠い中約30分おきにニヤニヤしながらFAXが来てないか確認してます。そして一人睡魔というダメージを喰らって、翌日診療を行っております。
といっても毎日そんな大変な訳ではありません。たまにそんなこともあるくらいで、非常に大袈裟なヤツです。すいません。そしてそんな中(無理やりの展開ですが)看護師さん、事務員さんからうちの医院に車椅子をプレゼントしてもらい、非常に喜んでいます。今までうちに車椅子はありませんでしたが、新医院はレントゲン室までは比較的距離がありますので役に立ちそうです。移動に必要な方などにはこちらからも声をかけさせて頂きますが、必要なご家族様、付き添いの方がおられましたらスタッフに連絡してください。
自分が学生の頃、少しの間ですが病院に通院していたことがあります。今考えると診察を受ける側として医者の診察や説明などもう少し見ておけばよかったと思うのですが、元々病院自体が好きでありませんので緊張してそれどころではなかった気がします。それよりもどれくらい医療費がかかるのか、何時になったら自分が呼ばれるのか、そんなことばかり気にしていたような気がします。そして、今思い出すと当時非常に気になっていたことがもう一つあります。
それは自分の前の患者さんが終わってから自分の番までの待ち時間でした。もちろん全体の待ち時間も気になります。皆さんはどう思われているか分かりませんが、おそらくこの患者さんが終わったら次にすぐ自分が呼ばれるであろうと期待し、その患者さんが診察室から出ていかれたにも関わらずなかなか自分が呼ばれない、今何やってるの?とよくイライラした覚えがあります。まさか若いきれいな看護師さんとでも楽しい談笑が続いているのか、それとも『次の患者は山田だし、その前にみんなでコーヒーブレイクでもするか』…、などあり得ない詮索が頭の中をよぎることがありました(被害妄想が甚だしいヤツです)。一人の患者さんを見終わったら、もうそんなにすることはないだろう、当時の私はそう思っていました。
実際医者になって外来をやって患者さんの診察をしていますと、診察中にカルテを記載して処方の記録もしていますが、退室した後にもカルテ内容を追加で書いていますし、特にエコー所見などの記載には時間がかかります。また病状によっては当日他の病院に紹介が必要、またすぐに診断書が必要な方もいますので、診察後に書類などを記載したり、紹介先に連絡したりなどすると当然ながら時間がかかります。また次の患者さんを診る前に再度前回のカルテや今日の採血の結果などを確認をしたりもしますので、そんなに次の患者さんにはすぐ移れない、ということが医者になってから初めて分かりました。あの時の先生、疑ってすいません…。ただし最近は合間で時間がかかっているのは新型コロナウィルス感染症関連の診療です。
発熱や咽頭痛、呼吸器症状などがあり、新型コロナウィルス感染症が疑われる患者さんに関しては通常診療の合間に、一般の診察室と異なる別室や駐車場で防護服を着て診察します。それ以外にも自宅療養中の患者さんの電話診察や相談、また高齢者や基礎疾患の感染症患者さんなどのパソコンの入力(HER-SYS)もその合間にも出来るだけ早めにやっています。ここ1週間は特に新型コロナウィルス感染症の増加で、その対応でかなり時間をとられています。休憩がないのは自分らの問題で済みますが、訪問診療などで各所にご迷惑をかけております。誠に申し訳ありません。
最近、新型コロナウィルス感染症が疑われる患者さんの診療に対して少し変えたことがあります。以前は医療費の支払いに関しては症状改善後、後日支払いに来ていただくことにしていました。これは現金の受け渡しなどによる感染の問題やその場を診察と説明、薬の受け渡しのみで簡素にしたいという考えからでした。しかし特に初診の方に関しては、錦町から遠く離れた地域の患者さんの受診が多いことに加え、若い方の受診も多く仕事などで後日の支払いが難しい事案もあることから、当院に定期通院している方以外は出来るだけ当日お支払いをしていただく方針にしました。軽快後にわざわざ再度支払いのために当院に来院頂かなくて済むことも、患者さんのサービスの一環と考えましたのでご了承ください。
新しい医院に移り、診療状況も変わりました。何か当院に対する要望や提案などございましたら、診察の時にでも小生に伝えて頂ければ幸いです。忌憚のないご意見をお待ちしております。
1812年、アメリカ合衆国とイギリスの間で始まった米英戦争は当初アメリカ劣勢の戦況ですすみ、首都ワシントンD.C.も陥落し1814年9月にボルティモア港のマクヘンリー砦はイギリス海軍に包囲されました。アメリカの詩人・弁護士であるフランシス・スコット・キーは、捕虜となった友人のために捕虜軍艦に乗り込み友人の解放の交渉に成功したものの、イギリス軍の軍艦の中で抑留される事となりました。夜もイギリス軍の激しい砲撃が続き、キーは絶え間なく母国が攻撃される音を耳にしながら、砦は完全に陥落されたものと思いながら夜を過ごしたようです。その明け方にキーが恐る恐る船の外を確認すると、マクヘンリー砦は陥落されておらず、砦の上に大きな星条旗が翻っているのを目にします。激しい砲撃にも砦が死守され、集中砲火を耐えに抜いた星条旗に感銘を受けたキーはその感動をすぐさま詩にします。これが後に曲を与えられ、現在のアメリカの国歌である星条旗『The Star-Spangled Banner』となりました。
というのは昔、河合塾の世界史の先生が余談で言われていた内容で、こういう試験の本筋と関係ない余計なことは今でも大体覚えています。先日12月1日28時からのサッカーワールドカップの日本対スペイン戦、頑張って起きてリアルタイムで観戦するか、やっぱり夜は普通通り寝て朝に試合の結果を知るか、迷われた方も多いと思います。フランシス・スコット・キーが明け方まで船の中で一睡でも出来ていたのか、史実を正確には知りませんが、私は爆睡して明け方に恐る恐る試合結果を確認することはできず、スペインの『無敵艦隊』にボコボコにやられ始めたら二度寝する方針で、久々に早く寝て早起きしてしっかり観戦しました。非常によかったですね。クロアチア戦は24時キックオフ、それに勝っても次の試合も24時からの試合でまだ自分にとっての活動時間内の開始時間ですので、安心しました。
非常に寒くなり、大山もいつの間にか白くなりました。新型コロナウィルスの感染状況も落ち着きませんが、今は非常に体調を崩しやすい時期です。深夜・早朝のテレビ観戦で生活リズムを崩すことは避けたいですが、観戦している自分も強く言えません。皆さんせめて暖かくして寝ましょうね。
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