ただいま準備中

 11月1日に向けてやっと医院の中が片付いてきました。不安な点といえば紙のカルテから電子カルテの移行ですが、最初のうちは診察に時間がかかるかもしれません。医院の片づけと並行して、今のうちに出来るだけ紙のカルテの情報を電子カルテに打ち込むなど準備しています。なんとかスタッフの頑張りで週末で診察できる準備は大分できましたが、エコーもレントゲンも新しくなりかつ電子カルテかつ別の新しい医院ですので、慣れが必要です。10月31日に自院で模擬練習して準備していますが、この時期困るのが学会です。

 10月、11月というのは春と同じくらい医者にとっては学会が多いシーズンで、先週、今週もオンラインで学会参加してます。今年はコロナ禍前のように現地開催だけという学会もありますが、多くはオンライン+現地開催のハイブリッド開催がまだ多い現状です。医者の学会って何をしているかなと思われる方もおられるかもしれませんが、学会は最近のトピックスが学べる場であり、専門医であれば更新のため必要な単位が参加によって認められるため、忙しさを理由に全く参加しないという訳には行きません。本当は開業医でも発表できるような演題を作れればよいですが、なかなかそこまでには至っておりません(いつか達成したい目標の一つです)。

 コロナ禍前は東京近郊の開催ですと飛行機1本で行けるため日帰り参加もよくやってましたが、それ以外の地方都市になると関西以外は日帰り参加は厳しいものがあります。なるべく米子を離れたくない私にとっては、自宅のパソコンで参加出来るオンライン開催は有難く感じることがあります。また大きな学会に行くと事前に何個か聞きたいと思っていた演題が時間がかぶったり、少し遠くの別会場で行われることがあるため、本当に聞きたい演題が全ては聞けないこと(オンラインならパソコンでザッピング?可能)や人気の演題だと超満席で立ち見も厳しいといったこともあり、学会に行ったのに人の多さに疲れてしまう自分にはオンライン開催で助かる点もあります。ただしオンライン開催でよいことばかりではありません。

 オンラインのため自分のパソコンの前で聞いているだけですので、現地開催に比べれば緊張感がありません。会によってはオンデマンド配信でライブ配信で聞かなくても期間限定で後でも聞ける演題もありますので、どうしても集中力に欠けてしまいます。それより困るのは学会に集中していても、家族からは休日に好きなYoutube見ている子供と同じような扱いで、『なんか暇そうだね』と冷たく言われることがあります。学会とは違いますが、自宅でスマホで仕事上の不明な点で調べたり仕事上でメールのやり取りをしていても、誰か友達とLINEでもしてニヤニヤしているようにしか見えないようです。どうもパソコン、スマホを触っている様子が他人からは真面目には映らないようです。学会参加の前に、もう少し家族や他人からも信頼を得ることが必要かもしれません。

10月27日より休診です

 明日より引っ越しのため、休診になります。診療再開は11月1日からで、向かいの新しい医院で行います。ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。尚、急患や発熱患者さんの対応は致しますので何かございましたら、何時でもご連絡ください。明日から腰痛が怖いですね…。4月に済生会から山田内科に移ったときもしばらく座骨神経痛に悩まされましたからね。今回は気を付けて頑張ります。寒くなりましたので、皆様もお体を大切に。

 

医院の今後の予定について その②

 新しい医院への引っ越しの時期が近づいてきました。準備に関してもあれこれ必要なことが次々に出てきますので、なかなか大変です。最近、かかりつけの患者さんから今後のことで質問を頂くことが多くなりましたので、その件に関して書いてみました。

①駐車場、駐輪場に関して

 そのままで変わりありません。以下の図の通りですので、今まで通りご利用下さい。新医院には身障者用の駐車スペースが1台分ありますので、必要に応じてご利用ください。

 

②薬はどうなるか?

 院内薬局(お薬を医院から出す)で変わりありません。希望や処方内容によって、調剤薬局さんでの処方(院外薬局)をお願いする場合がございます。

③何かシステムは変わるか?

 特に変わりません。電子カルテは導入しますが、予約制などは今のところ導入せず、今まて通りです。ただし次回の予約がかなり先で、できればこの日に来院してほしい方などに関しては(備忘録として)予約票をお渡しすることがあります。

 旧医院を主として診療するのも、あと3日。自分も10歳まで医院の2階で住んでましたので大変思い出深い建物ですが、これから毎日それを眺めながら診療を行うことになります。残り期間準備に向けて頑張ります。

同時接種受けてみました

 新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種の実施が可能、というのは報道等でご存じの方も多いと思います。新型コロナワクチン単独で接種した場合と比較して、有効性及び安全性が劣らないという報告を受けて、インフルエンザワクチンに関してのみ同時接種が実施可能となりました(インフルエンザワクチンとの同時接種について/新型コロナウイルス感染症特設サイト/とりネット (tottori.lg.jp))。

 これは皆さん全員に同時接種を勧めるというよりは、仕事などで2回の接種のための来院・来場が困難、ワクチン接種のスケジュール設定が難しく今冬両方打つことが難しい方には適していると考えます。全然異なるワクチンを同時接種して大丈夫なのか心配される方もおられると思いますが、ワクチンの同時接種そのものは小児領域のワクチン接種、また成人領域ではインフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの同時接種など、特に珍しいことではありません。ただし新型コロナワクチンでもそれなりの副反応が出るのに、同時接種に対して不安を感じるのは当たり前の反応かもしれません。実際当院でもインフルエンザの予防接種は始まって間もないこともありますが、まだ同時接種したケースはありませんでした。なので今回私自ら、同時接種を受けてみました。

↑新型コロナワクチン(筋肉注射です) ちょっと体が右に寄りました(注射は得意ではありません)…

↑インフルエンザワクチン(皮下注射です)

 左腕に新型コロナワクチン(オミクロン株対応2価ワクチン:当院はファイザー)、右腕にインフルエンザワクチンを連続で同時接種をしました。翌日に多少の倦怠感はありましたが、新型コロナワクチン接種単独の際と副反応の程度はさほど変わりはありませんでした。もちろん個人差があり、皆さんに副反応に差がないと言えません。特に新型コロナワクチンもオミクロン株対応2価ワクチンになり、単独接種であっても副反応の出方に違いはあることも予想されます。今回少なくとも自分での安全性は確かめましたので、両方のワクチン接種の希望があり2回別々の接種がスケジュール的に難しい方は同時接種を提案します。

ドッペルゲンガー

 元光GENJIの山本淳一、野茂英雄投手、元巨人の木田優夫投手、波田陽区、将棋の藤井聡太、卓球の水谷隼…

 関連なさそうな人物の羅列ですが、これは子供の頃から今に至るまで、私が似ていると言われたことがある有名人を挙げてみました。あくまでも他の人から言われた、ですからね。ただ今まで身近にいる人に似ていると言われた経験はほとんどありません。唯一高校時代の同級生で私に似ていると言われた人物がいました。今彼は北海道大学医学部の教授(分子病理学教室)に出世されたようで(今も昔も頭の出来は全く似てません)、先日たまたまホームページの教授挨拶の写真をみてみましたが、何十年経っても雰囲気が似ていることは不思議な感じがしました。さすがに写真を張り付けることは出来ませんので、興味ある方は探してみてください。

 大人になり、医者になると私含めて眼鏡をかけている先生が多く、顔や体格、髪型などに大きな特徴がない限り、外見の雰囲気がどうしてもある程度似てきます。勤務医だった頃には、春ごろには新人の看護師さんから廊下でよく別の先生と間違われ、全く担当ではない患者さんの病状報告を受けることは多々ありました。近年はコロナ禍で皆マスクをしていることがほとんどですから、新人の医療関係者にとっては人の顔を覚えるという作業は苦労を要することかもしれません。

 元々私は人の顔を覚えるのは得意でした。高校生の頃『スーパーテレビ 情報最前線』というドキュメンタリー番組があり、うろ覚えになりますが東京のホテル・オークラを取り上げた特集をみたことがあります。その中でドアマン(ホテルの玄関で案内してくれる方)が日本の政治家や経済界の主要な人物、または世界の要人達の顔を新聞の写真など切り抜いて、そのほとんどを記憶している、といった内容の場面を見たことがあります。さぞかしすごいことのように(実際すごいことなのですが)番組内では取り上げていましたが、高校時代の私は『そんなの誰もできるでしょ』と思った記憶があります。今から考えると、本当にやばい、残念な子供だったと思います。

 あれから30年。今は本当に人の顔を覚えるのが苦手になりました。というより自信が全くなくなりました。理由ははっきりしていまして、約10年ほど前に循環器学会の会場で3回も人間違いをしてしまいました。間違って違う人に声をかけるくらいならまだよいですが、そのうち1回は全然関係ない人に『膝カックン』をしてしまい、謝ってからすぐに会場を退散した覚えがあります。人生の中で『気まずい場面ベスト3』には絶対入る瞬間でした。以後は職場、近所以外ではよっぽど自信がない限り、挨拶にも慎重になっています。トラウマというやつです。なので絶対の自信がある時以外は、微妙な会釈をして相手の反応をチラ見しながら通り過ぎることにしてます。これは結論として何が言いたいか申しますと、『あなたに声をかけていないかもしれませんが、私は心の中では大きな声で挨拶してますよ』という言い訳です。まあこんな言い訳がましい、寂しい奴ですが、スーパー、コンビニ、北海道物産展(よく出没します)等でお会いましたら、もしよろしければどうぞ声をかけてやってください。その時は喜んで声をだして挨拶します。よろしくお願いします。

10月になりました

 新規移転まであと一ヶ月。新しい医院にたまに入ってみますが、自分の医院のはずなのに、やたら緊張感を感じます。診療以外にもやるべきことが多いものの、はっきりいって自分で把握出来ていないことも多々あり、準備含め焦りもあります。

 それに加えて来年春の保険医療機関のオンライン資格確認の義務化、電子処方箋、そして2024年以降に行われるであろうと言われる電子カルテの共有化など、医療DX(デジタル・トランスフォーメーション)に関する国の施策には、知識が追いついていきません。こういった対策のために医院でも経営コンサルタントと契約される先生もおられるのだと思いますが、うちは今後も契約の予定もありませんので(お金もかかりますしね)、ここはなんとか自分でしがみついていくしかありません。

 11月1日が待ち遠しいですが、不安がない訳ではありません。ただ一般診療は今の医院で継続しておりますので、まずは目の前のことも疎かにせず頑張りながら、新医院の準備に備えたいです。

 今日は秋晴れで大山がきれいでした。訪問診療の道中にきれいな大山がずっと見えたので、帰りには車を停車して写真を撮ってしまいました。時間があればまた来年あたり大山登りたいですね。

 本日建設会社から、新医院の建物の引き渡しをさせて頂きました。写真は一人で寂しい…。

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