けんさく先生の日記
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2022.11.24
臥薪嘗胆
『先生な、人生は臥薪嘗胆や。そういう気持ちが常にないとあかんねん。くやしい気持ちを忘れんで努力重ねんとダメなんや』
違う科の先生ですが、病院に勤務している際にICUで私に唐突に言われたことがあります。言われた時は『なんでそんなこと言うんだろうか。もしかして俺、よっぽど今まずいことしたのかな?』と自分の行動を振り返ってみましたが特に該当することがなく(他人から見ればたくさんあったかもしれませんが)、その数か月後、たまたま酒の席で違う先生に同じことを言われているを聞いて、その先生の口癖で、普段から本当に思っていることだと知ってなんだか安心した覚えがあります。『臥薪嘗胆』というと、自分のような陰湿な人間にこそしっくり来る言葉と思っておりましたが、その先生は非常に豪快でみんなから慕われている先生で、発言が自分の印象とは全くマッチしてなくて、とても意外でした。
昨日サッカー・ワールドカップの日本対ドイツの試合を見て、私も含めてたくさんの人がテレビの前で日本の逆転勝利に歓喜したと思います。遠藤選手、伊東選手、板倉選手、途中出場の三苫選手、冨安選手らのプレーは非常に印象に残りましたが、私にとって一番印象に残ったのは点を決めた堂安選手、浅野選手の2人です。点を決めたから印象に残るのは当たり前かもしれませんが、この2人に関してはその歓喜の場面に行きつくまでの道のりが順調で平坦はなかったことが理由です。
2人とも若くして欧州リーグで活躍されていますが、日本代表で常に順風満帆に活躍してきた訳ではありませんでした。堂安選手に関しては今回のアジア最終予選では途中招集メンバーから外されてましたし、浅野選手も前回大会では代表から落選、今回の大会もケガで代表選出に対して疑問視する報道が多かったように思います。二人とも期待されながらも今回の日本代表の顔、では決してなかったのではないでしょうか。しかし2人の試合後のインタビューを聞くと、共通して自分の強い思いを語っており、またそれがプレーにも前面に出ていたと思います。そこで前述した『臥薪嘗胆』を思い出した訳です。
自分も頑張らきゃいけませんね。刺激されました。やるべきこともたくさんあるし、テレビでサッカーばかり見てる場合じゃない!(コスタリカ戦までは、ですけど)。
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